クローズアップ
人とシステム連携で顧客サービス最適化,通販の集約拠点
ディノス ロジスティクスセンター東京
JADMA(日本通信販売協会)発表によると,07年の通販業界全体の売上高は3兆8,800億円。昨年来の金融不況の影響はまだ不明確だが,年々拡大を続けてきた。

通販ビジネス大手の一角をなす(株)ディノスは71年,フジサンケイグループが新規事業進出のため設立した会社。日本におけるテレビショッピングの先駆けとして知られ,以後も地上波やBSでのテレビショッピング番組を手掛け,女性購買層を中心に雑貨,アパレル,美容器具,家具ほか家庭に密着した通販を展開。現在はフジ・メディア・ホールディングスの子会社で,19年度の売上は32億円 。
「いつも新しい発想で独自の価値をお届けする」をモットーに,商品開発から品質管理までの「マーチャンダイジング」 ,カタログやテレビ,インターネットなど商品を紹介する「メディア」 ,受注・配送・アフターサービスを担う 「フルフィルメント」を3本柱に,サービスを展開中だ。

当初は「テレビ番組内の視聴者サービス」の一環として立ち上げた通販事業だったが,インターネットの普及などを追い風に年々事業規模を拡大,07年度の売上比率は8割がカタログ,テレビは2割に満たない(ネット通販はカタログに含み,単独売上は計上していない)。商品の比率では,数量ベースでファッション雑貨系が1番多く,金額比率では大物・家具がトップ。
それまで同社の物流センターは関東で5か所が点在し,家具は神奈川県・大黒と東扇島の2か所,小物雑貨系は同・京浜に2か所,健康食品・小物は東京・立川にあった。

物流品質の向上を追求していたディノスとしては, 「お客様第一主義を実現するための配送サービスを考えた場合,どうすればいいか,という発想から新拠点の計画をスタートしたのですが」とロジスティクス本部副本部長(ロジスティクス部長兼務)の岸端聡氏は語る。
*この続きはマテリアルフロー3月号でお読みいただけます