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TOP > MFオンライン  > 旬のマテリアルフロー 09年8月号

 

旬のマテリアルフロー


自社循環リサイクルパレット
日本ミルクコミュニティ、岐阜プラスチック工業




■日本ミルクコミュニティは03年に雪印乳業,全国農協直販,ジャパンミルクネットの3社経営統合で設立,市乳では明治乳業,森永乳業についで全国3位となる大手である。
この10月には同社と雪印乳業が共同持株会社「雪印メグミルク株式会社」を設立し経営統合することが,先ごろ正式承認されたところだ。

■同社のブランド「メグミルク」を知らぬ人はあるまい。パッケージの赤いブランドカラーが,とりわけ印象的だから。実は,それと同じ鮮やかなレッドの側面カラーを持つプラスチックパレット「SCパレットが」,この春からメグミルクの生産・物流現場で活躍を開始したことをご存じだろうか。

■同社は統合に当たり,物流用のプラスチッククレートについても旧3社の持込みクレートを併用しながら,順次ブランドカラーの新タイプへの入れ替えを進めてきた。

■旧3社のタイプのクレートだけで合計約300万個もあったので,更新は8~10年計画とし,今も継続中。物流・流通現場では新クレートと旧社名ロゴ入りクレートが一部,混在利用されている。


■この新旧入替えのため毎年200~250トンの旧クレートが廃棄されるので,同社は岐阜プラスチック工業(以下,岐阜プラ)ほか4社のプラ資材メーカーに回収・再生品化を委託してきた。自社の廃クレートの再生品を自社で使えれば,理想的なマテリアル・リサイクルになる。

折しも,昨年の資源価格高騰でクレート/パレット価格が急上昇。ミルクコミュニティ側では当初,従来と同じ茶色の自社パレットが,このリサイクルでより安価に作れないかと考えたのだが……。


■ところが世の中,そう甘くない。色の混在する自社廃クレートの再生品は,黒か濃グレー系の色にしかできないのだ。

もしリサイクルにこだわらず新規パレットを制作するのなら,赤いブランドカラーに統一したい。現場はパレットの流失に悩み,明らかに他と区別できる自社パレットを望んでいた。


だが,リサイクルもしたい。何とかならないか——同社ロジスティクス部の要望を受け,新たな提案を届けたのは,岐阜プラだった。リサイクル材とバージン材を組み合わせ,一体化したパレットが作れるというのだ。






*この続きはマテリアルフロー8月号でご覧ください。