クローズアップ
新センターの物流システムで営業所
作業を集約,トータルコスト低減
成和産業・物流センター
医薬品業界では世界的なメーカーの再編・大規模化が進む中,国内卸売業界にもこの十年余,医療機関・薬局・薬店の全国チェーン化・総合化を受け,全国化・フルライン化に向けた怒涛のような再編の波が押し寄せ,集約化が進展している。本誌がたびたび紹介する通り,それに伴い物流拠点も集約・新設し物流力を向上させることが,集約・統合化の重要メリットの1つになる。
今回スポットを当てる成和産業は,中国5県をカバーする地域密着型の医療総合商社として成長してきた。中国地方でも進展する集約化への対応戦略として同社は05年,株式交換によりアルフレッサホールディングスの完全子会社となる,合従・連衡の道を選択した。
成和産業では,病院や開業医で処方される医療用医薬品,検査室などで使用する診断薬・試薬,医療用食品等の卸売に加え,手術用縫合糸やガーゼ,注射針など医療材料,さらにMRIやX線CTなどの医療機器もメーカーから仕入れて販売している。
「大まかな売上比率は医療用医薬が60%,医療機器・検査試薬が35%,その他で5%という構成です」と成和産業物流センターの真田 衛センター長は話す。「医療機器・試薬の市場シェアも高く,医療機関へのコンサルティングや開業支援も積極展開するなど,医薬品卸の中ではユニークな存在だと思います」
元より幅広かった同社の取扱製品アイテムは,アルフレッサグループ入りで共同仕入れの枠が広がり,現在約18,000まで増加。今後も拡大が見込まれている。だからこそ,在庫管理とオーダーピッキング,正確・迅速な配送を実現する物流力の向上は,とりわけ重要なテーマとなっていたのだ。
*この続きはマテリアルフロー12月号でご覧いただけます。