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TOP > MFオンライン  > クローズアップ 10年1月号

 

クローズアップ

ピースピッキングに先進システム,ミス激減と作業効率化を実現
・・・中島運送・八尾事業所



大阪を基盤に3PL事業を拡大

中島運送(株)は,1946年(昭和21年)より大阪を基盤に活動を続ける老舗の物流事業者。もともと運送事業を中心に営業展開してきた同社だが,その後3PL事業に参入し拡大を続け,現在の売上げは50:50に近づいている。

同社の3PL事業の立ち上げは,25年程度前で,クーラー室外機の取付金具の保管,出荷関連業務から開始。現在では施設・運営とも同社が賄うアセット型3PLを中心に展開している。

同社3PL事業の最大の顧客は,関東を本社に置く大手粘着テープメーカーA社で,02年8月に業務受託を開始した。

A社は関連会社の合併に際し,コア事業への特化のため物流のアウトソーシングを決定。関西地区の物流事業者数社にコンペを行った結果,中島運送に決定したもの。

A社と中島運送は30年以上も前からの付き合いがあったが,以前は集荷の運送業務のみを担っていた。

中島運送は3PL業務の受託に伴い,西日本エリアの納品精度,翌日配送等の物流サービス品質を徹底して見直すと同時に,A社物流センターの運営も開始した。

その後,従来と同レベルの物流品質を達成,05年10月には医療品専用センター棟を隣接地に設置したのである。

熟練者依存では,向上しなかった出荷精度

A社向け業務の出荷形態はケース,ピースの2種。負荷のかかるピース品の作業では,①A社の受注情報をコンピュータへ取込む②アイテム毎のトータルピッキングリストを発行,ピッキング③トータルピッキングを行っている間に事務所にて路線会社別,出荷先別,アイテム別明細付き荷札を発行(アイテムが複数の場合は1枚に複数行印刷)④路線会社別に見分けがつき易いように,荷札をマジックで色付け作業⑤トータルピッキングした商品を仕分け場に仮置きし,明細付き荷札をもとに出荷先別のオーダーピッキングを実施

…という流れで作業を行っていた。ピッキング作業は3~4人が1組となり,ピッキング者と検品・梱包者を分けて実施。とくに最終工程となる出荷先別のピッキング,検品,梱包では,「ミスのないようにチェック作業を数回取り入れていましたが,ミス率は思った以上に下がりませんでした」と語るのは中島運送の中島秀記氏だ。



*この続きはマテリアルフロー1月号でご覧いただけます。