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クローズアップ
生産性3倍・ミス30分の1に; 新システムで卸・3PL事業強化
山形丸魚・本社物流センター
山形丸魚は戦時中の昭和17年に発足した 「山形県海産物配給統制組合」を淵源に,同20年に再結成した「山形県海産物荷受販売組合」を同28年に株式会社に改組,設立された。経緯と社名で分かる通り,山形県全域をカバーする水産物主体の食品卸売業として発展を続けてきた企業である。
酒田港を擁する山形県だが水産物の水揚げは多くなく,かつては全国各地から地方卸売市場に集まる水産
物を県内に配荷するのが,その主な役割だった。しかし消費流通構造の変転の中,同社は新しい顧客ニーズ
への対応に挑み, 業容を広げてきた。
一つは食の安心・安全を担保する管理システムの構築だ。楯岡営業所の生鮮マグロ加工場では創立50周年
となる2003年,カットマグロ分野で国内初となるHACCP認定を取得。続いて05年には食品卸売業界で初の
環境ISO 14001の全社取得も達成している。
もう一つが,それと前後して進めてきた物流体制の整備・強化だ。既に1994年,加工食品卸大手の菱食と業務提携して以来,加工食品卸事業を拡充してきたのだが,02年春には全温度帯物流センターを本社新社屋と合わせて建設。水産物に加えドライグロサリー,和洋日配品,薬品,酒類,冷菓,冷凍食品まで,さらに市販用から業務用までをカバーする,高付加価値型の総合食品流通業としての足場を順次整えた。
これを活かし,菱食グループの地方拠点として小売チェーン店向けに多数ベンダーからの調達品をまとめ
て配送するTC/DC(通過型/保管型物流センター;菱食の位置付けではFDC/SDCとなる)業務を拡大。現在では食品・酒類・雑貨・薬品分野の3PL企業としての事業も大きく展開中だ。
*この続きはマテリアルフロー2月号でご覧いただけます。
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