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TOP > MFオンライン  > closeup > 2008年3月号 クローズアップ

クローズアップ

本気のRFID導入で,ウォルマート対応とROI獲得に成功
ペグ・ペレゴ 北米工場・物流センター



シカゴから約300㎞東,インディアナ州フォートウェインに編集部が訪ねたペグ・ペレゴ社は,1949年にイタリアで創業したベビーカーメーカーである。

創業者ジュゼッペ・ペレゴがその息子・ルーチョのために1台のベビーバギーを作ったのが,社の歴史の第1ページ。今ではイタリア,米国,カナダ,ブラジルに約120万平方フ
ィートの工場とオフィスを所有し,計約1,500人の従業員を擁する世界的メーカーに発展している。

今回訪れたフォートウェインの米国工場は従業員140人で,同社の生産アイテムのうち,乳児・幼児を乗せて押すベビー用バギーカーや乗用車用のチャイルドシートではなく,
幼児が乗ってバッテリーモーターで自走する,またはペダルで踏み進む乗物玩具(各種自動車タイプから機関車,バイク,ショベルカーなど約30アイテム)を主に組立しており,年間平均約40万台を出荷している。

乗物玩具分野での米国内シェアは約40%,米国内年間売上は約1億ドル。在庫金額は約2,000万ドルで2~3か月分だが,全体の60%はクリスマスシー ズンに集中し,出荷される。1台の小売価格は2~3万円,同製品ケース重量は30~50㎏だ。受入れ在庫管理部長のケネス・アイス氏の説明によると,工場 は次の4棟から構成されている。

・オフィス棟(サービスセンター,技術開発室と一部は倉庫)
・倉庫棟
・組立工場と部品倉庫・製品一時保管倉庫
・物流センター(DC)




物流センターでは製品を1日当たり約35台のセミトラックに積込み出荷。玩具製品については金額ベースで65%をウォルマート向けに納めている。その納入 シェアの大きさもあろう,最大・最強の顧客である「ウォルマートからのRFIDタギング要求(マンデート)に対し,弊社は玩具カテゴリーでフル対応を決め た,最初の企業です」とアイス氏は胸を張る。優等生サプライヤーなのだ。

そこでRFIDシステムインテグレータのノーザン・エイペックス社の協力を得て,イタリア本社のERPシステム・SAPと連携した本格的なRFID管理シ ステムを開発し,導入。本稼働させた07年7月から,当工場で生産される全製品ケースにRFタギングを開始(ウォルマート向け以外も区別せず;全て社内管 理に活用)したところだ。イタリアやカナダの工場から届く製品にはまだタギングしていないが,将来的には考慮するという。

エイペックスのソリューションインテグレータ,リック・レイバー氏は「弊社のRFIDミドルウェア“ギャラクシーシステム”がSAPと連携し,全てのコントロールを支援しています」と,これも誇らしげにその威力を強調する。







*この続きはマテリアルフロー3月号でご覧いただけます。