|
|
クローズアップ
書籍全冊にアイテムタギング,オランダの書店で全国展開へ
セントラル・ブックハウス,BGNグループ・セレクシューズ
本とオフィス用品の取次・業務用小売と輸配送までのロジスティクスサービスを提供するセントラル・ブックハウス(以下CBH)は,オランダ・ベルギーで
シェア8割を誇るという同国トップ企業。物販に加え出版社の書店向け売掛回収にかかわるフィナンシャルサービス,RFIDを含むIT・エンジニアリング
サービスも担うというから,本の総合サードパーティ・サービス企業といった業態だ。
その顧客は500社以上の出版社,1,500強の書店で,2007年実績では約8万タイトル・4,000万冊を在庫,6,700万冊以上を取扱い,年商は
約7,000万ユーロ(約120億円=1ユーロ170円換算) 。従業員数は770人でほとんどがこの本社・物流センターで働いている。
一方BGNグループはCBHのメイン顧客で,オランダ最大の書店チェーン。セレクシューズ(Selexyz)のブランド名で16の一般書店と26のキャンパスストア(大学・カレッジの
書店)を展開している。年商は2億ユーロ(約340億円)で,750人の従業員を擁する。
CBHシニアマネージャーのロナウド・ヤンセン氏によると,書籍管理へのRFID活用構想が動き出した04年,CBHとBGN以下3社の大手書店,大手出
版業者が参加し,コンサルタント会社を事務局に書籍アイテムタギングの可能性に関する調査プロジェクトをスタートさせた。
05年初めまでの6か月でリサーチを完了,書籍の小売分野におけるRFID活用は, 「RFID導入による付加コスト[タグ本体と貼付コスト]が1冊あたり17ユーロセント(約29円)以下なら,ビジネスチャンスあり」 ,という分析結果が出た。
|
|