お盆休みも北京が熱い毎日でしたが、いよいよメトロ ガレリア・カウフホフの紳士服売
場で目撃したRFID活用の実態について、要点レポートをば。百貨店のワンフロアほとん
ど全部の単品商品にRFタグが付いていたのは、実に壮観でした。
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ロジスティクス工程での作業効率化・管理高度化に加えて、店頭顧客サービス向上へ
のRFID導入効果を追求するため、スーパーマーケットの実験店フューチャーストアとは
別に、07年9月、メトログループの百貨店チェーンであるガレリア・カウフホフは本格的
な実運用実験を開始しました。実質的には「百貨店版フューチャーストア」と言えるも
の。視察団一行は、その舞台となったドイツ中南部のエッセン駅前店を、前回紹介した
2代目フューチャーストアのオープン翌日にあたる、5月29日に訪れました。店の規模
は、確か8階建てくらいで、まさに日本の中堅都市駅前の百貨店と同じ感じの建物で
す。
同店では4階(現地表記では3階)の紳士服売り場8,500㎡に陳列する、代表2ブランド・約
3万点の商品にアイテム単位でEPCglobalのGen2規格で全数RFタギングを実施。タグ自
動読み取りによるバックヤード作業効率化・管理高度化に加え、より便利でエキサイ
ティングな先進的顧客サービス実現で、顧客満足度をさらに高めようとしているのです。
現場運用の詳細な様子は月刊「マテリアルフロー」8月号をご覧頂くとして、ここではメト
ログループ・インフォメーションテクノロジー社のニコラちゃんの話をもとに、その概要を
紹介しておきましょう。
◆スマートシェルフ
店頭の陳列平棚にRFIDリーダを設置、手に取った商品の関連情報をディスプレイに
表示するもの。商品のタグを常時読取り、顧客が商品を手に取ってタグが読めなくなる
と、その商品の関連情報(素材・価格・取扱注意事項、色・サイズ別在庫状況、お薦め
コーディネート情報など)をディスプレイに表示します。
フューチャーストア以来メトロが検証してきた用途で、日本の実証実験でもこれに倣って
靴、アパレル、書籍など各業界で繰り返しトライされてきました。ただし商品情報の提供
は対象品目が多いほどコンテンツづくりとメンテナンスが大変で、日常的に継続してい
る例はまだ聞きません。
◆スマートミラー
大型マジックミラーで、前面に商品をかざすとRFタグを読取り、前記同様の商品関連
情報を映し出す。鏡面はタッチパネルになっており、様々なコンテンツを見られます。こ
のスマートミラーはイニシアティブのメンバーなどと開発したもので現在、独メトロ、英ハ
ロッズなど世界で4台しか使われていないそうです。
◆スマートドレッシングルーム(試着室)
試着室の壁面にリーダを設置、顧客が持ち込んだ商品タグを読取り、やはり商品情報
をディスプレイに表示します。1度に3着まで持ち込み可能で、それぞれの商品情報を交
互に確認可能。試着してみて、違う色やサイズがないかと思ったら、画面ですぐ在庫を
検索でき、いちいち店頭に戻る必要がないのがポイント。
◆各所のRFIDリーダ設備
1階の商品搬入ゲート、3階のバックヤードから店頭へのゲート、レジ、エスカレータ出入
口などにゲートリーダを設置し、商品の通過実績を自動取得。またハンディリーダライタ
で在庫管理などの作業を効率化しています。
入荷する対象商品へのタギングは、中央物流センターで作業済み。これを入荷バース
のゲートリーダで読取るとき、とても興味深い運用をしていました。ケースタグでなく、ア
イテムタグを読んでいるのですが、ゲートリーダで常に全数読み取りとは行かないの
で、「バーチャルシリーズナンバー」を登録し、そのグループの商品タグが1つ以上読め
れば入荷OKとする、といったアイデア。詳しくは雑誌のレポートで。
せっかくなのでご愛読者サービスとして、RFタグ付きの帽子を示すニコラちゃんのベスト
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