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10/03/02(311)

Column 「ちょっとマテフロ」



生鮮物流徹底改善で5,000万円超のコスト削減!

その1/イトーヨーカ堂・厚木生鮮センター


 月刊「マテリアルフロー」は皆様のご支援でこの3月、「通巻600号」の快挙を達成しま

した! その記念号から今回は特集トップ・イトーヨーカ堂の物流改善事例をご紹介。

厚木生鮮センターで、何と「5,000万円」ものコスト削減が…


■無償で続ける「協働改善」


イトーヨーカ堂(以下IY)が流通業の立場で毎年数か所、自らの店舗配送を委託する

物流企業のセンター現場に「改善仕掛け人」を無償で送り込み、文字通りの協働作業

でトヨタ生産方式ベースの改善を推進。1拠点で数千万円単位のコスト削減を勝ち取り

続けている、注目の取り組みを、本誌はずっと追ってきました。

しかし今回のセンター運営と作業を委託する企業は30年以上この業務に従事してきた

湘南物流㈱。既に年来、改善努力を続けてきたこの現場で、さらに数千万円もの経費

削減が本当に可能なのでしょうか?






湘南物流が1976年に開設されたイトーヨーカ堂・厚木センターの構内現場作業・配

てきたのを、97年から湘南物流が運営を含め業務を全面的に受託しました(現在、全

国約80か所ある各カテゴリーのIY向け物流センターは、すべて物流企業に委託、自営

拠点は1つもありません)。5年余を経て老朽化・狭隘化により現在の新センターに移転

したのは03年11月で、丸6年を経たところです。

店舗と物流センター、そしてベンダーまで一気通貫の「物流全体最適」を掲げた協働

改善活動を進めるIY執行役員・平賀物流部長らは、09年度の改善舞台の1つとして、

物量減少と金融危機後の不況で採算が悪化していたこの厚木生鮮センターを選定し

ました。

09年3月から10月まで8か月間の活動を展開後、開催されたまとめ報告会にマテフロ

編集部は独占取材の機会を得て、今回詳細レポート前半をお届けしたものです。

報告会の開会挨拶に立った湘南物流の内藤義光取締役は、「人生の半分、IYさんの

業務に取り組んできたが、初めは中止にならないかと思うくらい今回の改善には一番

苦しんだ」と打ち明けたあと、「しかし活動に当たってまず、2人の改善リーダーを通常

の担当を外して専任としスタート。8か月間、IYの皆様の指導を受け、全社員が一丸と

なって取り組んだ。今日はリーダーと各部門長が報告をさせて頂く」と宣言しました。


■センターの役割


 初めにIY厚木生鮮センターの役割を紹介しておきましょう。同センターは静岡・神奈

川・東京のIYとグループ34店舗への配送業務を担い、現在では共配と生鮮の両業務

をカバーする汎用センターになっています。生鮮の取扱品目は洋風・和風デイリー品、

青果(要冷品)、精肉、鮮魚、惣菜などで、これを入荷後、ただちに仕分けて出荷する通

過型運用を行っています(共配は在庫型運用も実施)。

配送は下記のような3便体制ですが、2,3便の比率低下から、これは当初から改善必

要ポイントと認識されていました。

・1便…深夜/早朝 50~80台(87%)

・2便…午前中   30~35台(10%)

・3便…午後    5~10台(3%)




 
(次回につづく⇒詳しくは「マテリアルフロー」3月号特集をご覧下さい)





 




月刊マテリアルフロー 編集長

菊田一郎



 

 


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