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日本空輸、精密機器やメディカル 関連、生鮮品の一括物流が好調   



鴻池運輸グループの日本空輸(株)は、付加価値をつけた物流センター業務の展開や一般貨物の開拓に力を入れている。  

東京の大森地区に設置していた3か所の拠点を06年12月に、品川区勝島にこれまでの私設の2倍の規模を持つ拠点を新設した。

新拠点では5階建てのうち、1階~3階までを日本空輸が使用。5階部分を同じ鴻池グループで滅菌代行処理など医療機器関係を手がける鴻池メディカルが入居しており、24時間・365日対応のセンター運営とグループ一体となった営業展開によって、メディカル関連機器やパソコンの部品関連といった精密機器の貨物獲得が順調に進んだ。

その結果「集約をしてメリットが出たが、さらに取扱量が増えているので、再度外部に倉庫を借りる必要性がでてくるかもしれない」(石川社長)としている。  

一括物流では、佐賀地区JAの構内物流業務も順調だ。原油高は農家のビニールハウス栽培の生産性を低下させる一因ともなっており、収穫量も減ったが、集荷から検品・選果、パッキングして発送する一連の業務を獲得することで業績を確保している。近隣のJAからの見学も増えており「こうしたノウハウを積みながら、九州地区を中心に生鮮品の一括物流の水平展開を図っていく」としている。  

同社の業績はこの3年間の推移をみても売上高ベースでは103%、107%、101%と堅調に推移しているが、国内航空貨物需要の落ち込みや、国内航空キャリアの機材の小型化によるスペース取りの問題で、売上高に占める国内航空貨物の割合は一昨年が65%だったのに対して昨年は55%に低下した。この落ち込みを埋めるための一般貨物や一括物流の開拓がグループ営業とあいまって奏功した。  

メディカル関連では滅菌処理器具輸送業務だけでなく、手術台や手術用ライト、内視鏡といった比較的高価で運賃負担力がある医療用機器輸送の業務も拡大している。従来の百貨店の催事物流や液晶ディスプレイ関連の精密機械輸送も順調に伸びており、フォワーダー業務の取扱量は維持しつつ、その他の分野を伸ばしている。  

このほか、旅客部門については、札幌、東京、大阪、博多、長崎に旅行センターが、全国800の代理店網を活かして、独自の宿泊と航空運賃がパックになった商品の販売を手がけ、好評を博している。長崎に予約センターを設置し、従来、各旅行センターがやっていた空室や空席の確認の処理を集約して実施することで、すばやい回答をするとともに、各旅行センターや代理店は端末操作に煩わされることなく、販売に専念できる体制をつくりあげた。将来的にはインターネットによる販売も視野に入れている。  

日本空輸では整理・整頓・清掃・清潔・躾といった5Sに加えて、「資料整備」を6番目のSとして社員の意識改革にも取組んでいる。  「1か月に1度全国の各支店を回っているが全国的に社員を同じレベルに引き上げる取組をしている。グループ会社でも提案活動の件数はトップを誇っているが、これをますます活性化、充実させていく」(同)考えだ。






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