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村田製作所、RFタグ対応の「マジックストラップ」を商品化



(株)村田製作所は、RFタグ対応の高周波応用部品「マジックストラップ」を商品化し、7月より販売を開始する。

新たに商品化した背景として昨今、電子機器のリコール、廃棄家電の問題などにより、業界において、製造から廃棄に至る製品のライフサイクルを正確かつ効率的に管理することが求められている。

このような仕組みの導入は廃棄家電の不法投棄に抑止効果を発揮することはもとより、リコールが必要になった場合でも対象ロットをより絞り込んで迅速に効率的に回収することが可能になる。
回収対象を限定することによるメリットは大きく、消費者への通知、アフターサービスやメンテナンスなど、利用者の利便性も大幅に向上することが期待できる。

こうしたシステムの構築には、従来の技術では個別ID情報の装着が難しかった対象物にも個別IDを付加し、製造工程履歴などの情報をより細かく書き込み、かつ容易に読み取れるようにすることが必要となる。一方で、現在主流となっているバーコードには読取率と読取の容易性の確保、RFID用ICには実装スペースの確保やアンテナ設計、インピーダンスマッチング設計、高周波回路設計に専門の知識が必要であることなどの課題があり、本格的導入が進んでいないのが現状だ。

同社が開発した「マジックストラップ」は、これらの課題をクリアし、履歴管理(トレーサビリティー)の向上に貢献するものとしている。

「マジックストラップ」とは、同社の高周波フィルタ技術を応用展開した製品で、多層技術を用いて、LCフィルタやコイルなどを内蔵する高周波デバイスだ。現在主流となっているRFIDソリューションのように、ICを直接アンテナに搭載するのではなく、フィルタ機能を保有する「マジックストラップ」にICを内蔵することで、実装コスト、インピーダンス設計など、様々な問題を解決し、RFID機能の導入を容易にすることができる従来になかった電子部品。用途としては、電子機器のライフサイクル管理、工程履歴管理、その他の物流管理に使用できる。

商品概要
1.接着剤や両面テープ等の非導電性材料でRFID用タグへの実装が可能。
2.電子機器のPCB基板へはリフローはんだで実装できる。
3.インピーダンスマッチング機能、広帯域化回路を内蔵し、ひとつのRFタグデザインでUHF帯に対応。
4.リファレンス・デザインを利用することで、アンテナの設計そのものが不要。
5.電子機器のプリント基板に実装する場合、グランド面を放射板(電磁波を空間から受領しかつ放射する導電性材料)として利用することで大幅なスペース削減が可能。
6.読取可能距離は10cm幅の物流タグやプリント基板への搭載時で約5m。

・サンプル価格
50円/個(100個発注の場合)