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伊藤忠と丸福水産、新エマルジョン燃料製造装置の開発に成功



伊藤忠商事(株)と丸福水産(株)はこのたび、エマルジョン燃料製造装置の製造、販売に関するライセンス契約を締結し、燃費向上と大幅な排気ガス清浄化が可能になる新エマルジョン燃料製造装置の開発に成功した。

伊藤忠は丸福水産が特許技術を持つラモンドミキサーを使用して、エマルジョン燃料製造装置を開発し、北海道のよつ葉乳業(株)等で1年間の実証試験を実施してきた。

実証試験の結果、C重油使用の10トン級ボイラーでは5%の重油使用量の削減と、大幅な排ガス清浄化が確認され、また他の顧客のディーゼルエンジンでは10%の燃費の向上と40%以上のNoxと70%以上のばいじん量の削減が確認された事よりエマルジョン燃料製造装置の商品化を決定し、オイルマイザー(仮称)の称号で、今夏より販売を開始する。

エマルジョン燃料とは、一般的に油と水のように混ざり合わない2液の一方を小滴化(粒径は一般に数μm)して均一に分散混合された燃料をいい、従来から提唱されていた技術ではあるが、水の小滴化技術や、2液の分離防止のために乳化剤の添加を必要とする等の理由により普及には至らなかった。

今般丸福水産が開発したラモンドミキサーにより、水粒を1μm以下に微細化し、乳化剤の添加無しでも長期に安定なエマルジョン燃料の製造が可能となった。

新商品は燃費向上による経済メリットに加え、燃比向上に伴うCO2の削減、及び大幅な排気ガスの清浄化が達成された事より、大型ボイラーを使用する工場、また舶用エンジンを取り扱う造船各社、船舶会社向けにエマルジョン燃料製造装置として販売していく。

同商品の製造・販売は、伊藤忠の事業会社である「伊藤忠プランテック(株)」が行う。定価は1台2,000万円の予定。