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凸版印刷、新セキュリティラベル「パステリック」を開発
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凸版印刷、新セキュリティラベル「パステリック」を開発
凸版印刷(株)は、高い偽造防止効果を発揮する新しいセキュリティラベル「パステリック」を開発した。
「パステリック」は、プラスチックフィルムを基材に使った銀色の無地のラベルに専用フィルターを重ねると、カラーの文字や絵柄が鮮明に現れるセキュリティラベルだ。フィルターの重ねる向きやラベルを見る角度によっても色が変化するラベルで、高い偽造防止効果を発揮する。
現在、世界各国でブランド品など輸出品はじめとした製品の偽造被害が広がっている。被害の拡大状況は特にアジア圏において顕著で、年々増加の一途を辿っており、東アジア・東南アジアでの模倣品の総額は約20兆円と推定されている。
こうした状況の中、自社製品・ブランドなどを偽造被害から守るためには、摘発や訴訟などの法的手段に加えて、本物と偽物を区別する目印をつけておくことが有効で、対応が急務とされている。
その一つとして、目視確認による偽造判定に加えて、フィルターなどの簡易器具を使って真贋判定する「コバート技術」(器具等を用いて真贋判定、検証する偽造防止技術の総称)の活用へのニーズが高まっている。
これまでにもセキュリティ用途として、万線潜像など専用のフィルターを重ね、隠れた文字や絵柄を発現させる技術はあったが、カラーの文字や絵柄を表現することはできなかった。今回開発した「パステリック」では、光の波長特性をコントロールすることで、カラーの潜像を作製することに成功した。
従来の特殊印刷では、カラー潜像の実現は難しいため、新しい偽造・模倣の防止ツールとしての活用が期待される。
用途としては、輸出品の純正品表示用などセキュリティ分野が中心となる。単品での利用以外にも、検証器具を使わず目視で真贋判定ができる特殊インキや他のセキュリティ技術などと組み合わせ、数段階にわたって偽造防止対策を講じることもできる。
銀色のラベル(上画像)に専用フィルターを重ねると、カラーの絵柄が浮かび上がる仕組み
(左画像)単色の絵柄が浮かび上がる
(中央画像)左画像の状態からフィルターを45度回転させると絵柄と背景の色が反転する
(右画像)左画像の状態からラベルを前後に傾けると絵柄の色が「単色→二色」に変化
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