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昭和電工、液化アンモニアの東北圏物流基地を福島県に新設



昭和電工(株)は、このたび、火力発電所などで使用される液化アンモニアの物流拠点を福島県新地町の相馬港に新設することを決定した。

福島県、新地町、同社ならびに同社100%子会社の販売子会社である丸昭興業(株)の4者は、11月10日、新物流基地立地に関する基本協定書に調印した。

同社は、川崎製造所(川崎市)において、液化アンモニア「エコアン」を製造している。使用済みプラスチックを原料の一部として製造する「エコアン」は、大手電力会社よりグリーン調達品としての認定を受けており、火力発電所等の排煙に含まれる窒素酸化物(NOx)の除去に使用されている。このほか、ナイロンやアクリロニトリル等の合成繊維製造、自動車・建機部品の金属表面処理など一般工業用途をはじめ肥料用途などに幅広く使用されている。

現在同社では、液化アンモニア「エコアン」を、丸昭興業が所有し運営する物流基地(宮城県岩沼市)を使用して東北圏の顧客へ配送している。しかし東北圏における同社の液化アンモニア販売量が火力発電所向けを中心に着実に増加し、内陸に立地する現行物流基地の液化アンモニア入出荷機能が限界に近づきつつある。

今般、同社と丸昭興業は、船舶輸送が可能な臨海部に新たに基地を設けて輸送効率を高めるとともに、販売量増加に対応できる供給体制を強化し、顧客のさまざまなニーズに応えていくとしている。

同社と丸昭興業は、2009年1月に新基地の建設工事に着手し、同年8月より運営を開始する。また、丸昭興業本社機能の新基地への移転も併せて行う。福島県からの用地取得を含め、新基地建設のための投資額は約10億円を見込んでいる。



●新基地概要
・所在地       :福島県新地町今泉字新港2地内(相馬港5号埠頭福島県分譲地内)
・敷地面積    :約10,000平方メートル
・取扱品目    :液化アンモニア、アンモニア水





 液化アンモニア「エコアン」