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三菱重工、中国・大連にフォークリフトの製造会社を設立



三菱重工業(株)は、中国・大連にフォークリフトの製造会社「三菱重工叉車製造(大連)有限公司」(仮称)を設立する。

世界最大のエンジン式フォークリフト市場に急成長した同国にコスト競争力のある自前の生産拠点を立ち上げ、為替リスクを回避しながら成長市場に密着した事業を強力に展開するのが狙い。将来的には、中国向けだけでなく、ロシアなど新興市場向けの供給拠点としても機能させていく。2009年中の量産開始を目指す。

新会社は、大連市の大連経済技術開発区に設立する。資本金は三菱重工100%出資の約39億円。2009年3月から工場の建設を開始する。竣工は同9月の予定。

なお新会社では、最新モデルの1~3tフォークリフトを生産、まずは中国市場向けに供給する。当面、基幹コンポーネントは日本からの供給となるが、溶接主要部品は自前で生産する。

また、大連およびその近隣地域には、品質の高い日系企業が数多く存在することから、その他の板金部品などは現地で調達し、新会社の生産を支えるだけでなく、他の同社主要拠点へも供給していく方針。これら事業が軌道に乗った段階で徐々に生産機種を拡大、供給先についても、ロシア・CIS(独立国家共同体)、東南アジアなどを対象に拡大を検討していく。

中国のエンジン式フォークリフト市場は現在、北米を凌駕し世界シェア22%に達している。また、今回の金融危機で需要の減速は見られるものの、ロシア市場も長期的には拡大基調にあると判断した。

同社はこれらの動向を踏まえ、これまでの主要3生産拠点である汎用機・特車事業本部本工場(神奈川県相模原市)、米国Mitsubishi Caterpillar Forklift America Inc.、オランダMitsubishi Caterpillar Forklift Europe B.V.に新たに大連新拠点を加え、新時代に対応したワールド・ワイドな最適生産・調達体制を構築していく。