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日本ペイント、物流・調色拠点の集約化と大阪工場再生へ



日本ペイント(株)は、本社隣接の大阪工場の生産活動を縮小し、2009年4月には生産機能を停止して、西地区の物流拠点および調色拠点に再生すべく、現在整備を行っている。

大阪市内淀川沿いに立地する大阪工場は1905年操業、第二次世界大戦では空襲により全焼するものの、戦後復興し西の生産拠点として長年同社の生産活動において重要な役割を果たしてきた。しかし、設備の老朽化や、都心を回避した他地区の工場への生産活動のシフトが進み、このたび生産拠点としての幕を閉じ、西地区の物流拠点へと生まれかわることとなった。

これまで、同地域ではグループ会社ごとに在庫・物流対応を行ってきた。また、調色機能が各方面に分散するなど、物流動線における効率の悪さがあった。

これらを改善するべく、新物流センターは西日本地区のコア物流拠点として、物流の効率化をグループ一体となって取り組む体制に移行する。これにより、顧客利便性の向上を図るとともに、在庫・物流コスト削減や物流における地球温暖化対策も進めていく。

また新物流センターは、物流拠点に加え、調色拠点としても重要な役割を担う。
日本ペイントグループでは、日本ペイント販売が、2002年4月に枚方流通センター(大阪府枚方市)に初めて全自動調色機を導入し、2004月11月には関東流通センター(埼玉県南埼玉郡白岡町)、2007年7月には犬山流通センター(愛知県犬山市)、同9月に神奈川流通センター(神奈川県大和市)に順次導入して、「よい品をより早くお届けする」をコンセプトに、汎用塗料の全自動調色化による地域ごとの翌日納入(リージョナルファクトリーシステム)を積極的に推し進めてきた。

今回、枚方流通センターの調色機能を新物流センターに移行・強化を図るとともに、各方面に分散している調色機能を集約し、効率的な調色体制を築くとともに、工業用製品についても調色機能を集約するなど顧客対応力強化を行っていく。これにより、リードタイム短縮が実現し、顧客に向けてよりタイムリーなデリバリーが可能となる。


●新物流センター概要

施設名     :日本ペイント 大阪物流センター(仮称)
住所       :大阪市北区大淀北2-1-2
敷地面積  :1.5万平方メートル
在庫量     :3,500トン
工事総工費:約25億円(予定)
稼動時期   :2009年秋
特徴          :
    ・自動調色は工業用と汎用で、溶剤系・水系いずれも対応
    ・枚方調色センターや寝屋川事業所の物流センターなど関西圏の13か所を統合
    ・センター設置によりトラック運送が集約され(13か所体制と比較して)、環境にも配慮
    ・阪神高速道路福島入口が近いなど交通至便