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キユーピー、段ボール用インク使用量を年間約1.7トン削減



キユーピー(株)は、環境負荷の軽減と段ボール製造の合理化を両立する新しい視点の取り組みとして、マヨネーズなどの加工食品の梱包用段ボールの印刷インクを、39色から標準色のみの18色に集約する。

同社では、段ボールメーカーのレンゴー(株)と連携し、2008年12月から順次変更を開始している。今回、環境問題を考慮して開始したこの取り組みは、レンゴー製の段ボールを使用している企業の中では初の試みになる。

食品包装に限らず、商品を梱包する段ボール表面の印刷に使用するインクは、段ボールメーカーが通常取り揃えている標準色以外に、商品のメーカーが指定する独自色が数多くある。そのため、段ボールメーカーは独自色を使用した製造の後には、印刷機械内部のインクを洗浄して標準色や他の独自色に入れ替える必要があり、インクのロスが発生していた。

今回、インクを標準色のみにすることでインクの入れ替え回数が減り、両社の試算では年間約1.7トンのインクのロスを削減することができる。

また、インク交換時には印刷機械の洗浄に多量の洗浄水が使われているが、インクの標準色化により洗浄水を年間約94トン削減することができる。さらに、インクのロス削減に加え、インク交換作業も省略できることから、段ボール製造の効率化を図ることも可能となる。

今回の取り組みは環境負荷軽減と合理化をめざし、同社が使用している39色のインクを18色の標準色のみに集約するもので、もしレンゴーが取り扱う段ボール全てが標準色化された場合、年間でインク約81トン、洗浄水約7,250トンが削減される試算となる。

・標準色・・・全国段ボール工業組合連合会等が定めた、段ボール印刷の基本となる色で、全18色がある。
・独自色・・・メーカーが独自に指定する、標準色とは異なる色。キユーピーの場合、39色の独自色を使用していた。

●キユーピーの容器包装の環境負荷低減への取り組み例

<段ボール包装の改善>
2004年 :外箱内の中仕切り廃止や軽量化を行い、紙の使用量を約200トン削減。
2006年 :レンゴー(株)が厚さ4mmの段ボールの本格生産を開始するのにあわせ、使用する段ボールの厚さを5mmから4mmに変更。2007年度の段ボール使用実績で計算すると、紙の使用量が約520トン(約250トン相当の二酸化炭素排出量に相当)削減されたことになる。

<瓶の軽量化>
2004年 :ドレッシング、マスタードの瓶を軽量化し、ガラス使用量を年間約300トン削減。
2005年 :アヲハタ55ジャムの瓶の軽量化により、ガラス使用量を年間約120トン削減。
2008年 :「キユーピー3分クッキング パスタのためのオイルソース」シリーズの瓶の重量を1本あたり150gから136gへと軽量化し、ガラス使用量を年間約50トン削減する予定。