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ANAグループ、2009年度航空輸送事業計画を策定



ANAグループはこのたび、2009年度の航空輸送事業計画を策定した。昨年の世界同時不況に端を発する需要低迷が2009年度も継続することを想定し、減収リスクを最小化するための対策を実施しながら、来るべき「首都圏再拡張(成田増枠、羽田再拡張)」における事業展開への準備を進めていく。


●2009年度ANAグループ航空輸送事業計画の概要


(1) 国際線事業の概要
 深刻化する需要低迷に対し、2008年度第4四半期から着手する対策を継続しながら、需給適合を強化する。
            
・減収リスクに対応した対策の継続・追加
低需要路線の期間休止、減便を継続しながら、中国・アジア路線のみならず、欧米路線の機材小型化を実施し、運航コストの効率化を目ざす。
           
・関西圏と成田を結ぶフィーダーの充実
伊丹=成田線のうち、伊丹午後発着のアイベックスエアラインズとのコードシェア便を自社運航に切り替え、利用客から要望の多かった提供座席数の増加を図る。さらに時限的対応として関西-成田線を開設。(4~6月限定)

      
(2) 国内線事業の概要

 国内線事業においても、需要低迷の継続、新幹線をはじめとした他の交通機関との競争激化といった厳しい環境が続く中、生産資源の再配置、路線維持コストの低減を進める一方、需要波動に合わせた柔軟な生産体制を構築し、収益を強化する。
           
・収益の強化に向けた路線便数、投入機材見直し
緊急対策として、時限対応も含めてコスト圧縮を進める。シンプルローテーション、コネクションネットワーク、パートナー航空会社とのコードシェア、乗継運賃設定を進める一方で、直近の需要動向や競合環境も踏まえ、一部の直行便を再開し、需要の拡大や利便性の向上を図る。季節波動が大きい路線に対して季節運航、季節増便を積極的に計画し、需要を取り込む。
           
・富士山静岡空港開港に伴う路線開設
6月4日の開港時より、静岡=札幌、静岡=沖縄線を、それぞれ1日1往復ずつ就航。

       
(3) 貨物郵便事業の概要
 貨物事業においては、沖縄ハブ構想の実現の年として、ANAグループの事業領域の「第3のコア・ビジネス化」を目指した事業基盤を立ち上げる。
          
・沖縄ハブの構築
現時点の需要動向を踏まえ、ウィンターダイヤより、中型機フレーター8機を用いて沖縄を介して海外4地点(ソウル・上海・台北・香港)と国内3地点(成田・羽田・関西)を結んで運航を開始。その後、 2010年3月から中型機フレーターを1機増機し、海外地点に「天津」を追加する計画。