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国交省、世界水フォーラムで舟運に関する特別セッションを開催




国土交通省は3月17日、国際航路協会(PIANC)主催の第5回世界水フォーラムにおいて、国際協力機構(JICA)、米国陸軍工兵隊と共催で特別セッション「舟運:持続可能な将来に向けて」を開催した。

本セッションは、舟運が、省エネルギーで持続可能な輸送システムの構築と気候変動の緩和にどのように貢献できるかについて、舟運に関わる各国の研究者や行政関係者が各地における活用状況等について報告を行うとともに、今後の活用に向けた議論を行うことを目的として開催された。

主催は、国際航路協会(PIANC)で、国土交通省、国際協力機構(JICA)、米国陸軍工兵隊が共催し、トルコ イスタンブールにおいて行われた。セッションの一部において、皇太子殿下も臨席された。

セッション冒頭に、主催・共催者を代表して、PIANC会長及び中尾成邦国土交通省技術総括審議官が挨拶を行った。引き続き、 PIANC、ドナウ川委員会、メコン川委員会、コンゴ川委員会、ライン川委員会、米国陸軍工兵隊及びガンジス川関係の報告が行われた後、横浜国立大学の池田龍彦教授がアジアにおける舟運の役割について報告した。
 
本セッションを通じて、以下の共通認識が醸成された。

・舟運は、低コストかつ自動車運送に比して省エネルギーで環境に優しい輸送手段であり、先進国から開発途上国に至るまで世界各地で活用が進められている。経済成長と両立した形で温室効果ガス排出量を削減することが世界的に重要な課題となっており、舟運の活用をさらに進めていくことが必要。

・ 本セッションは、ヨーロッパ・アメリカ・アジア・アフリカなど世界の主要な舟運の関係者が集い議論する得難いものとなった。

・舟運の活用をさらに進めていくにあたっては、今後とも、本セッションのような場において、関係者の知識や経験の共有を図っていくことが重要。その上で、各地において、それぞれの条件や特性を踏まえつつ、それぞれの課題の解決に向けて、ハード・ソフト両面から効果的な舟運振興策を推し進めていくことが必要。
 
 
なお、世界水フォーラムは、世界の重大な水問題を討議するため開催される、水に関する世界最大級の国際会議(世界水会議(民間のシンクタンク)と主催国政府の共催)。3年に1度、3月22日の「世界水の日」と同じ時期に1週間程度開催。モロッコ・マラケシュ(1997年)、オランダ・ハーグ(2000年)、京都・滋賀・大阪(2003年)、メキシコ・メキシコシティ(2006年)に続き、今回は第5回となる。