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帝国データバンク、主要業界50分野の2009年度天気予測を発表




(株)帝国データバンクは、同社の産業調査部が96業界220分野の業界動向を調査し、2009年度の業界天気を予測、主要44業界50分野のうち36分野が「小雨」または「雨」「雷雨」となった。

2008年秋から続く景気の急速な落ち込みが、日本経済を疲弊させている。一部で回復の動きが見えつつあるが、これが景気の本格回復につながるのか、それとも景気刺激策の息切れによる二番底があるのか、予断を許さない。

こうしたなか、帝国データバンク産業調査部では、8月26日発刊の経営情報誌「TDB REPORT 99号 TDB業界動向2010-I」にて2009年度の業界天気を予測した。

そのなかから、主要44業界50分野の2009年度天気予測を発表するとともに、各業界のポイントを取り上げた。「晴れ、薄日」はわずか5分野、2008年度からの改善見込みも12分野になったが、「雨」「雷雨」急増、12分野で「悪化」の見通しとなった。

業界天気図は各業界の生産や販売、売り上げ、収益動向などから景況感を総合的に判断したもの。最も景気が良い状態を「快晴」とし、以下「晴れ」、「薄日」、「曇り」、「小雨」、「雨」、最も景気が悪い状態を「雷雨」と7段階で表している。


●調査結果

09年度の業界天気予測は、対象50分野のうち36分野で「景気が悪い」を示す雨もよう(小雨:10、雨:19、雷雨:7)となった。また、08年度と比較して天気の「改善」は12分野、「悪化」が12分野にのぼった。

08年秋の「リーマン・ショック」から急速に落ち込んだ輸出は、アジア経済の回復などにより下げ止まりつつある。一方、内需関連は生活防衛のための支出抑制が続いていることから、高級品を中心に動きが鈍く、回復は先になる見通し。

急速な落ち込みに対処できず損益が悪化した企業業績は、09年度に若干の回復を見せる業界が多いものの、いずれも本格回復にはほど遠い。

09年度の天気について「改善」を予測した12分野をみると、うち8分野が「小雨」・「雨」と小幅の改善にとどまり、「晴れ」「快晴」はゼロである。

一方、「悪化」を予測した12分野では、比較的好調であった「コンビニエンスストア」や「ソフトウェア」「教育サービス」などの内需関連分野が失速気味で、5分野で「晴れ」または「薄日」から「曇り」になる見通し。

「物流・倉庫業界トラック輸送分野」は、「雨」の予測。景気後退にともなう設備投資抑制により物流量は減少し、環境対策・安全対策も求められ、競争が激化するため。

また、「テレビ・ネット通販」は「薄日」、カタログ通販からのシフトが見込めるものの、法規制が強まり対応が求められている。