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東レ、最薄・オンデマンド印刷が可能な金属対応RFタグを販売開始




東レ(株)は9月11日、金属対応でありながら薄型で柔軟性を有するオンデマンド印刷が可能なUHF帯RFタグを開発し、本年9月より本格販売を開始することを発表した。

●新製品の特長

 ・金属製品貼り付け時にも通信(約2m)が可能
 ・柔軟性があり、幅広い対象物に貼り付け可能
 ・UHF帯金属対応RFタグで業界最薄(約1.4mm)を実現
 ・ラベルプリンターが使用でき、オンデマンド印刷が可能

UHF帯RFタグは、長距離通信、複数一括読み取りが可能なことから、流通業界をはじめとする様々な分野で活用が広がっている。

しかし、貼り付ける対象物の影響を受けやすく、特に金属に貼り付けた場合、発生する渦電流や反射波の影響、インピーダンス不整合などの課題があり、ほとんど通信が不可能となる弱点があった。

これまでは、RFタグと金属の距離を離すことで金属の影響を低減してきたが、そのための各種加工によって柔軟性が損なわれる他、厚みが数mm~10mmと厚くなってしまうことから、柔軟で薄型の金属対応RFタグの製品化が要望されていた。


今回東レは、長年培ってきた独自の材料技術、フィルム技術、加工技術を融合した特殊機能フィルムを新たに開発することで上記の課題をブレークスルーし、厚さ1.4mm(従来品の1/5以下)という業界最薄のUHF帯金属対応RFタグの開発に成功した。

また、柔軟性素材を適用することで、曲面への貼り付けを可能にした。さらに、従来のUHF帯金属対応RFタグでは不可能であったラベルプリンターでのオンデマンド印刷が可能となった。

同社では、このたび量産体制を整えたことから、ガスボンベをはじめとする金属容器やパソコン等の機器管理など、各種金属製品を取り扱う用途、ユーザー様向けに本格販売を開始した。

同社は今後、小型タイプや長距離通信タイプなどラインナップを拡充し事業拡大を図る。また、中期的にはRFタグアンテナ事業への参入も計画中であり、2020年近傍に売上50億円を目指す。

なお同社は同製品を、第11回自動認識総合展(9月16~18日、於:東京ビッグサイト)に出展する。

●製品仕様
タイプ名       :SKM-200A
製品寸法      :20mm×100mm
厚み          :≧1.4mm
通信距離      :約2m
対応周波数  :952~954MHz
ユーザメモリ :あり(512bit)
対応規格     :ISO/IEC 18000-6 Type C (Class1 Gen2準拠)