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凸版印刷、RFタグ活用の文書保管箱管理システムを開発




凸版印刷(株)とトッパン・フォームズ(株)は、UHF帯RFタグを活用した文書保管箱管理システムを開発した。

文書保管サービスを展開するトランクルーム業界はもとより、金融機関の事務センターや企業の史書庫などに向け、10月1日より本格販売を開始する。

同システムは、トッパンフォームズが開発した文書管理ソフト「Easy Checkout(イージーチェックアウト)」の棚卸機能についてのノウハウをもとに凸版印刷が開発した、文書保管箱専用UHF帯RFタグソリューションシステムだ。これを導入することにより、企業の保管文書を格納する文書保管箱の管理負荷を大幅に削減し、保管効率の向上を実現する。

両社は、同システムをトランクルーム事業大手の(株)テイソウに業界で初めて導入、本年10月1日に完成するテイソウの千葉県八街2号倉庫にて運用を開始する。


J-SOX法や金融商品取引法の施行により、企業や自治体による内部統制の整備やリスクマネジメントの強化が求められており、保存年限が定められている書類はもちろん、一定期間保存しなければならない書類が増加している。

文書の保管にはまとまったスペースが必要なため、トランクルーム事業者などが提供する文書保管サービスを利用する企業が増加しており、その市場規模は600億円を超えると推計される。

これまで文書保管箱の管理には、目視やバーコード、自動ラック倉庫と呼ばれる専用システムを利用していたが、目視やバーコードは文書保管箱ごとに1つずつ作業を行わなければならないため、大きな作業負荷がかかっていた。
自動ラック倉庫においては、作業負担の軽減はされるもののコスト負担が大きいといった問題があった。また、目視やバーコード管理の場合は、作業用通路が必要になるなど文書保管箱の格納方法に制限があったため、これらを解決する新しい管理システムが求められていた。


●新システムの特長

(1)即導入、即運用が可能
 文書保管箱の管理に必要なUHF帯RFタグが添付された文書箱や専用ラック、機器、ソフトウェア、サポート機能を網羅したオールインワンパッケージ。既存の文書保管箱や保管棚にも適用できる。

(2)初期導入コスト・運用コストともに大幅に削減
 自動ラック倉庫と比較し、初期導入コストを約40%、10年間の運用コストを約90%削減できる。

(3)管理作業負荷を軽減
 1拠点につき1台のリーダライタを導入するだけで、1分間におよそ600箱分のRFタグを読み取り可能。
 
(4)文書保管箱の保管許容量を増加

 通信可能距離が2~3mと長距離・広範囲なUHF帯RFタグを使用しているため、作業用通路を削減、保管スペースを拡大できる。今回導入するテイソウでは、保管スペースを従来の1.5倍に拡大できる見込み。

(5)便利なオプションを用意

 ネットワークを使用した複数拠点間でのデータ共有、業務・拠点・担当者ごとの機能制限、不正持ち出し防止機能などの開発も、オプションで対応可能。


●販売価格
・基本パッケージ一式 :480万円
 <内訳>
  ・ソフトウェアライセンス1拠点分
  ・UHF帯リーダライタ(ハンディ型、据置型(アンテナ2枚))各1台
  ・文書保管箱管理専用UHF帯RFタグサンプル500枚
  ・文書保管箱専用UHF帯RFタグ: 50円/枚(10万枚ロットの場合)


同システムは、9月16日から18日に開催される「第11回自動認識総合展」のトッパングループブースにて展示される。

       

テイソウの千葉県八街1号倉庫にテスト導入    専用UHF帯ICタグを取り付けた文書保管箱