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凸版印刷、住宅資材物流向け金属パレット管理システムを開発




凸版印刷(株)と(株)トッパン・コスモは9月15日、UHF帯RFタグを活用した住宅メーカー資材物流向け金属パレット管理システムを、センコー(株)と共同で開発した。

同システムは、センコーが企画・運用を行い、同社子会社のセンコー情報システム(株)が開発、凸版印刷とトッパン・コスモがUHF帯RFタグとリーダライタの選定・提供と、システムの構築・運用サポートを行った。

センコーは同システムを自社の厚木物流センターをはじめとする全国9か所の物流センターへ業界に先駆けて導入、本年10月上旬より本格運用を開始する。

この金属パレット管理システムは、センコーが管理する金属パレットに金属対応のUHF帯RFタグを添付することで、パレット管理を効率化するもの。

具体的には、センコーの物流センターから設備・部材メーカーへの貸出時と回収時、また各施工現場への搬出時と回収時に金属パレットのRFタグを読み取り、パレットが、いつ、どこで使用されているか管理する。

これまでは周波数帯が13.56MHzのRFタグを使用していたが、通信可能距離が短く、読み取り作業に時間がかかっていた。今回UHF帯RFタグを活用することで、一度に最大金属パレット30台分のRFタグを読み取ることが可能になり、管理にかかる作業負荷軽減を実現した。


各企業における物流活動は、企業活動のなかで重要な位置を占めるものの、効率的な活動を行うためには倉庫や輸送車、ソフトウェアや人的資源などが不可欠だ。しかしこれらを各企業で拡充するのは困難なため、最適在庫や配車、配送やその管理などを長期間一括して総合的に請け負う3PL(Third Party Logistics)事業が、物流業界を中心に伸張している。

センコーは、流通ロジスティクス事業をはじめ、住宅物流事業、石化・樹脂物流事業の3 つの事業を中心に3PL事業を推進している。センコーは、住宅メーカーの取引先である各設備・部材メーカーと物流センター、および施工現場間で金属パレットを活用した物流業務を行っています。

2004年、業務効率化を目的とし、旭化成ホームズ(株)向けに、13.56MHz帯のRFタグを使用した金属パレットの管理システムの導入・運用を、業界に先駆けて実施した。

しかし13.56MHz 帯のIC タグは通信可能距離が短く、個別に読み取り作業を行わなければならず、その作業負荷の低減が課題になっていた。

この問題を解決するため、厚木物流センターをはじめとする全国9か所の物流センターで運用する約8000台の金属製パレットに対し、通信可能距離が2~3mと長く、複数のRFタグを一括で読み取ることができるUHF帯RFタグを用いた金属パレット管理システムを開発した。


●システムの特長

・ICタグの読み取り効率を向上、在庫管理や棚卸の作業負荷を軽減
金属パレットに通信可能距離が2~3mと長いUHF帯ICタグを添付し、ハンディ型リーダライタを使ってパレット管理を行う。
これにより、一度に最大30台分のICタグを読み取ることができ、パレットの入出荷や在庫管理の作業負荷を軽減できる。
・環境負荷を軽減
金属パレットの動態管理により適正なパレット供給を実現、物流にかかるエネルギーを削減するとともに、パレットの回収・運用率の向上により廃材を削減し、環境負荷軽減に貢献。

●システム構成
・導入拠点数:全国9か所
厚木物流センター(神奈川県)、戸田物流センター(埼玉県)、柏物流センター(千葉県)、浜松物流センター(静岡県)、中部物流センター(愛知県丹羽郡)、関西物流センター(兵庫県尼崎市)、岡山物流センター(岡山県)、東広島物流センター(広島県)、福岡物流センター(福岡県)

<今後の予定>
センコーは、住宅物流においてRFタグで管理する範囲をさらに拡大、基幹システムとの連動による作業工程管理システムを構築する。

一方、凸版印刷とトッパン・コスモは、その運用サポートを行い、同システムの技術を活かして、物流業界向けにRFタグを活用したソリューションの開発・提案を進めていく。

この金属パレット管理システムは、9月16日から18日に開催される「第11 回自動認識総合展」(会場:東京ビッグサイト)のトッパングループブースにて展示される。