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三菱樹脂、折りたたみ可能な保冷・保温コンテナを新発売



三菱樹脂(株)は、折りたたみ(内畳み)が可能で繰り返し洗浄することもできる、業界初の保冷・保温コンテナ「ヒシコンテナASKOC-30」(ASKOC)を開発し、10月1日より販売を開始する。

同社は、1963年に業界初のプラスチックコンテナ「ヒシコンテナ」を開発したプラスチックコンテナのパイオニア。近年では、折りたたみコンテナや保冷・保温コンテナなどの高機能コンテナを品揃えし、食品を中心に流通や自動車、工業部品などの多岐に渡る分野で使用されている。

現在流通している折りたたみ可能な保冷・保温コンテナとしては、一般的な折りたたみコンテナに縫製の断熱シートを内梱している製品や、発泡断熱材(自体)を折りたためるように工夫した製品などがあるが、作業性や洗浄に対する耐久性が低いなどの問題で、未だ広く普及しているとは言えない。

その一方で、食品の流通に使われる一般のプラスチックコンテナは、折りたたみ式が主流となっており、また、ネットスーパーや食材の宅配サービスが家庭にも浸透しつつあることから、今後は、生鮮食品のみならず、冷凍食品、チルド食品、冷蔵食品、温かい食品(弁当など)を運ぶことができる保冷・保温性を持った折りたたみコンテナの需要が拡大していくことが予想される。


同社が新たに開発した「ASKOC」は、気密性を高めた独自の設計構造をベースに、厚さが約1mmの表面層と約30mmのPP(ポリプロピレン)発泡材を一体化したパネルを使用することで、保冷・保温性を有し、かつ優れた表面強度、剛性と軽量性(約2.7キロ)、洗浄耐久性を実現した。

原料は、全てポリオレフィン系樹脂を使用しているため、再原料化が可能。組み立ても簡単で、折りたたみ時に高さが約4割となるため、保管や輸送も便利。

保冷性能については、室温40℃の環境下で約2℃の冷水(28ℓ)を8時間放置した後も水温が10℃に達していないことが同社の実験で確認されている。

すでに、大手流通会社や外食チェーンの一部にサンプルを提供し、輸送テストを実施しており、各社からも高い評価を得ている。同社では、同製品を、外食産業や小売・流通業、宅配サービス、食品メーカー、漁業などの業界へ広く営業活動を展開し、3年後に20億円の売上高を目指す。


●「ヒシコンテナASKOC-30」の概要
規格    :外形寸法(フタ付)530mm×366mm×280mm(折りたたみ時の高さ101mm)
        内寸485mm×331mm×204mm
容量    :29リットル
重量    :2.7kg
素材    :ポリプロピレン、ポリエチレン
価格    :オープン価格