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トヨタ自動車、新自動車流通システム「SLIM」を開発



トヨタ自動車(株)は10月16日、生産・物流・販売からアフターサービスまでを一貫して管理する、新自動車流通システム「SLIM(スリム)」(Sales Logistics Integrated Management)を開発したことを発表した。

この概要やシステムの一部は、10月20日~22日に幕張メッセ内・幕張イベントホールで開催される「第1回国際自動車通信技術展」に出展する。

SLIMは、トヨタが開発した販売管理システム「e-CRB」を発展させたもので、6月より中国・広汽トヨタ自動車有限公司(広汽トヨタ)で本格的な運用を開始。生産、物流、販売、納車、アフターサービスまでの各プロセスに存在する全車両が、現在どのプロセスにあるかを、広汽トヨタに設置された専用大型モニター上で、一台一台、正確に把握するシステムだ。

このシステムにより、生産以降、その車が顧客に納車されるまでの状況が、広汽トヨタで時々刻々と把握できるため、不要な滞留を減らす改善につなげることができるだけでなく、店頭在庫情報を、高頻度に生産計画や販売店への配車計画に反映でき、リーンで効率的な流通を維持できる。

納車後のアフターサービスにおいては、一台一台の車両を、広汽トヨタと販売店が一体となって、継続的にフォローすることにより、より安心で充実したカーライフを提供できる。

具体的には、各プロセス毎には基準となるリードタイムが定められており、各プロセスに一定期間以上滞留した車両は画面上に明示され、広汽トヨタの専任スタッフにより逐次フォローされる。

また、各販売店の仕様別の店頭在庫量や受注状況も表示されており、それに基づき、在庫の多い販売店向けの、生産や出荷前車両を、在庫の少ない販売店に振り替えるなどの対応が常時可能となる。

一方、販売店側には専用端末が設置され、自社分の各プロセスにおける車両が画面上に表示されており、同様に一定期間以上滞留している車両は、画面上に明示され、注意を促す仕組みになっている。

また、販売店の専用端末には、市場動向や、その販売店の受注・販売・在庫状況等から算出される、広汽トヨタへの車両仕様別の推奨オーダー数が逐次案内される。これにより、販売店では、適正在庫台数に近づけるようオーダーすることが可能となる。

納車後においては、定期点検の時期になると、該当車両がモニター上に現れ、販売店で顧客に入庫を促すといった活動を行うことができるとともに、広汽トヨタでも確実に点検されたかどうかをフォローすることができる。

トヨタでは、中国、広汽トヨタにおける同システムの評価を踏まえた後、新興地域への展開を検討している。


●第1回 国際自動車通信技術展 概要
会      期     :2009年10月20日(火)~10月22日(木) 10:00~18:00
会      場     :幕張メッセ 幕張イベントホール
開催形態   :主催- 日刊自動車新聞社、アイティメディア(株)、(株)IRIコマース&テクノロジー、
          (株)オートマート・ネットワーク、(株)ジェムコ・コーオペレーションズ
            後援- 総務省・独立行政法人 情報通信研究機構
入 場 料     :1,000円(登録制:WEB事前登録者は無料)
出展社数  :40社(予定)
来場者数  :約4万人(予定)