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中国で初となる世界フォークリフト業界首脳会議を開催



日本産業車両協会(JIVA)ならびに欧州物流機械協会産業車両部会(FEM IT)、米国産業車両協会(ITA)、中国産業車両協会(CITA)は、毎年行われているアライアンス首脳会議を10月28日、中国・上海のクラウンプラザとセンチュリーパークホテルで開催した。

世界のフォークリフト業界は、グローバル化の進展の中で1980年代から交流を図ってきたが、1998年にアライアンス業界首脳会議(AITO:Alliance Industrial Trucks Organization)が設立、協力体制のいっそうの強化・拡大が図られ、現在に至る。

同会議は、日本産業車両協会(JIVA)、欧州物流機械協会産業車両部会(FEM IT)、米国産業車両協会(ITA)が、輪番でホストを受け持ち、年に1回各協会の正副会長、役員を務める世界の主要なフォークリフトメーカーのトップが集結。

世界統計の構築、国際規格標準化に関する協力推進、環境対応、技術動向等の共通関心事項に関する意見・情報交換を行ってきた。

08年5月に東京で開催された第11回会議で、中国産業車両協会(CITA)が正式なメンバーとして承認され、09年は中国がホストとなった。10月26日から29日に開催されたCeMAT ASIA 2009の協力も得て28日に開催、前後して関連交流行事が多数実施された。

今回の会議では4協会の各会長(日本:礒田進コマツユーティリティ 取締役社長、欧州:Gordon Riske KION Group 社長、米国 Stan Simpson Kalmar RT社長、中国:張徳進 安徽合力車用)をはじめとした23名が出席した。

経済・市場動向や各国のフォークリフト関係排ガス規制や各国政府のエコプロダクトへの補助金制度などの環境、産業車両の国際安全規格改正の進捗や中国の輸入フォークリフト型式試験制度などの安全について、意見・情報の交換を行った。

なお次回会議は10年9月に欧州協会がホストとなり トルコのイスタンブールで開催する予定。


●プレジデンツ・フォーラムを併催

日欧米中の各協会長による講演会「プレジデンツ・フォーラム」を10月29日、CeMAT ASIA会場内で併催された。

同フォーラムが過去16年間、毎年アメリカITAの秋季年次総会において実施されてきたが、今回はアライアンス会議に合わせて中国で開催、中国現地の物流業界関係者やメディアも加え、世界のフォークリフト業界の最新情報の報告を行った。米国以外の地で開催するのは今回が初。

日本・礒田進会長、欧州・Gordon Riske会長、米国・Stan Simpson会長、中国・陸大明会長が、それぞれ自国の経済情勢とフォークリフト市場の現状と展望についてプレゼン。日本からはハイブリッド・フォークリフトの開発状況についても報告を行った。

同フォーラムに先立ち、中国人民大学経済改革発展研究院教授、国家発展改革委員会経済研究所副所長の栄立氏による、中国経済の現状と今後の展望についての講演が行われるなど多彩な催しが行われ、フォークリフト業界における国際的な相互理解と国際交流の拡大を果たすことができた。

今回の全体スケジュールは以下の通り。
・10月27日 CeMAT ASIA見学、歓迎レセプション/ディナー
・10月28日 第12回アライアンス業界首脳会議、中国協会理事会、レセプション/ディナー
・10月29日 中国経済の現状と今後の展望に関する講演、プレジデンツ・フォーラム、中国協会会員セミナー(中国フォークリフトメーカー等によるプレゼン)、ディナー
・10月30日 世界産業車両統計委員会


●アライアンス会議/今回の議題
・経済情勢に関する意見・情報の交換
・世界産業車両統計WITSの取り組み状況
・ISO3691(産業車両に関する国際安全規格)最終案の審議状況
・各国のフォークリフト関係環境規制(排ガス規制等)の最新動向
・世界のフォークリフト輸入関税の動向
・中国輸入フォークリフトに関する型式試験
・欧州新機械指令の施行予定
・各国の自国品購入奨励政策の有無
・各国のエコ製品購入奨励政策の有無
・次回開催予定:2010年9月に欧州がホストとなりトルコのイスタンブールで開催予定
 

左からCITA 陸大明会長、ITA Stan Simpson会長、FEM IT Gordon Riske、JIVA 礒田進会長