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チェックポイント、小売業におけるロスについての調査結果公表
米チェックポイントシステム社は11月17日、英ノッティンガムの調査機関であるセンター・フォー・リテイル・リサーチ社により実施された「グローバル・リテイル・セフト・バロメーター」(世界の小売業におけるロスと犯罪により発生するコストについての調査)に出資、このほど、その調査結果が発行された。
●調査結果の概要
・ 景気後退に加え、ロス防止対策費用も削減。調査開始以来、ロスの増加率は最大
・ 世界の平均ロス率は約6%上昇し、売上高の1.43%に相当
・ 特にロス率の高い商品分類は、アパレルでは服飾品で3.85%、食料品では肉類で3.38%
・ 日本のロス総額は、96.43億ドル(約9,160億円)に達し、アジア太平洋地域で最大
・ 日本の小売業で発生する犯罪のコストで、一般消費者一世帯当たりが負担する金額は17,499 円に相当
同調査によると、小売業における世界的なロス総額は09年度調査では1,148億米ドル(10兆9,060億円、以下1ドル=95円で換算)に達した。
前年度のロス額は1,045億米ドル(9兆9,275億円)、ロスの割合は前年比5.9%で、大幅に増加したことがわかる。今回の調査は、09年6月までの直近12か月間までの世界の小売業におけるロスおよび犯罪を調査したもので、調査対象となった全ての地域でロスが増加していた。
ロスの増加率が高いのは、北アメリカ(8.1%増)、中東アフリカ(7.5%増)、ヨーロッパ(4.7%増)、アジア太平洋地域(4.2%増)となっている。
日本の小売業における売上高に対するロスの割合は、昨年比3%増の1.04%で、ロス額は96.43億ドル(約9,160億円)となった。このロス額は、アジア太平洋地域の調査対象9か国の中で最も高い(世界ではアメリカに次ぎ、2番目)。
■ 世界における小売業のロス率
09年6月までの12か月間における小売業のロスは、昨年度の調査と比較すると、調査対象である41か国のうち38か国で上昇。世界平均のロス率は1.43%に達し、5.9%上昇している。
■ 世界における業種別ロス率
ロスの傾向は、業種や国により差異がみられる。09年度の平均ロス率が最も高かった業種は、アパレル/アクセサリーショップ(1.84%)や、医薬品/化粧品/香水/美容用品店(1.77%)など。
アパレル商品において、ロス額が最も高かった商品分類は、服飾品(3.85%)、流行服/オーダーメイド服(3.64%)。これらの商品分類は、調査対象となった全ての地域(北米、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋地域、中東/アフリカ)で最も高いロス率となっている。また、アジア太平洋地域では、靴のロス率が比較的高くなっており、1.61%となった。
食料品においては、精肉のロス率が3.38%と最も高く、これは食品の平均ロス率である1.36%の2.5倍に達した。高級調理肉も2.72%と、高いロス率を示した。アジア太平洋地域では、高級魚介類のロス率が最も高く、2.13%となっている。
■ 商品の盗難
09年における商品の盗難は、645億1,000万米ドル(6兆1,284億5,000万円)に達した。万引きと従業員の不正によるロスのうち、商品の盗難が占める割合は72%となった。
商品の盗難の大部分は、顧客による万引きでロス額は約488億米ドル(約4兆6,360億円)に上る。万引きを試みようとする人々を思いとどまらせ、盗難される前に商品を回収できるため、この分野ではロス防止対策が最も有効だろう。
■ 最も盗難の被害が多い商品
万引き犯は、人気が高く容易に転売できる小型で高価なブランドアイテムを狙う傾向がある。これには、Wii などの電子ゲーム、DVD、iPod/MP3 プレーヤー、衣服、化粧品/スキンケア商品/香水、酒類、精肉/高級食材など、最も価値が高い商品のリストによく挙げられるものが含まれる。
その他の盗難頻度が高い商品には、カミソリの替刃/シェービング用品、携帯電話、腕時計などがある。
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