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ST、再利用可能な電子チケットに新非接触メモリICを発表



STマイクロエレクトロニクス(ST)は、新しい2Kbit RFIDチップ「SRi2K」を発表した。同製品により、複数のサービスへのアクセスを管理する非接触チケットが可能になる。

SRi2Kは、STのEEPROMとRFID回路を複合化して活用する。このデータ容量の拡大によって、電子チケットはさらに高性能で柔軟性のあるものになり、ライフ・スタイルの変化に対応すると共に、運輸等のサービスを一層効率化することが可能になる。

同製品により、1枚の電子チケットで、例えばバス/電車/トラム/タクシー/レンタル自転車等の交通機関にシームレスにアクセスすることができる。同製品は、その柔軟性と強化された機能により、アクセス管理、イベント発券、自動販売機、テーマパークにおけるアプリケーションにも適している。

同製品は、世界中で非接触チケット・アプリケーションに使用され実績のあるSRi512およびSRT512と比較して4倍のデータ記憶容量を備えている。最大規模の採用事例は、韓国のソウル地下鉄における片道乗車券発券システムだ。



その拡大したメモリで非接触アクセスを実現するSRi2Kは、標準的な13.56MHzの搬送周波数で動作し、 ISO14443-2/3のインタフェースとデータ・フォーマットの国際規格に準拠したRFID回路を集積している。また、64bitの個別 IDに加えて、ロック可能なメモリ・ブロックを使用することで、セキュリティの枠組みの構築も可能。

さらに、チップIDに基づくアンチ・コリジョン機構(8bit)により、多数の非接触チケットを衝突なしに共存させることができる。このチップの高速メモリ・アクセス・タイムと106Kbit/sのデータ転送速度によって、チケットと読み取り機の間で迅速な通信が可能になり、各処理が高速化される。

SRi2Kは、最適な信頼性を確保するため、比類ないデュアル・デクリメント・カウンタ(32bit)を搭載しており、チケットへの料金書き込み中に停電が生じた場合の「チケット・ティアリング」と呼ばれるデータ・ロスを防止。

また、、100万回の消去・再書き込みサイクルならびに40年間のデータ保持を保証。09年11月に量産開始の予定で、スマート・チケットへの直接組込み用のベア・ダイ、もしくはウェハ形状のまま供給される。単価は、10万個以上購入時に約0.15ドルとなっている。