流通研究社の物流ポータルサイト□□Logistics System Station□□
TOP > 新着情報 > 安川電機、製造ラインの組立・搬送用小形双腕ロボット開発


新着情報


安川電機、製造ラインの組立・搬送用小形双腕ロボット開発



(株)安川電機は12月7日、新世代ロボットに新たなラインアップとして、小形双腕ロボッ「MOTOMAN(モートマン)−SDA5D」を開発し、12月1日より受注を開始した。

同製品は、ロボットへの単純な置き換えが困難であった製造ラインの組立工程、物流プロセスの工程間搬送など、人が行っていた作業をそのままロボットに置き換えられる新世代ロボットのラインアップとして開発したもの。

同社は、人間に近い形や動きをする新世代ロボットを開発し、人間と共存しての作業や補助を行うロボットを業界で初めて量産化し市場へ供給している。

現在、自動車・電機・物流業界を中心に生産ラインへ適用され、本格市場投入の05年末からの累積出荷台数は約2000台となり増加を続けている。このたび、市場で好評を得ている新世代ロボットのさらなる適用範囲の拡大のために小形双腕ロボットを新たなラインナップとして追加した。

駆動部は新規開発した小形アクチュエータを搭載しアームの小形化を実現。従来のラインナップ(10kg可搬/アーム、20kg可搬/アーム)へ新たに 5kg可搬/アームの双碗ロボットを投入することで小物部品の組立・搬送用途において、よりコンパクトな設備レイアウトを実現する。

小形アクチュエータというのは、ロボットの各関節に埋め込まれている「モータ・減速器・ブレーキ・エンコーダ(回転速度・回転角センサ)」の構成部品を一体化した電動機。構成部品単体の組み合わせ構造に対し、容積を1/3程度に小型化しており、ロボット専用設計で形状、特性を最適化している。

同社では今後も、先行者利益の拡大を目指し、さまざまな顧客生産システムへの対応を視野に入れ、顧客要望の取り込みや適用方法を含めた提案を行うなど、新たなロボット適用分野の創出を行い事業の柱にしていく方針。



●「MOTOMAN−SDA5D」の主な特長

(1) スリムアーム&スリムボディ
ロボットの肩幅を486mmとし、ロボットの設置床面積も280mm×280mmとA4用紙サイズ1枚半とした。さらに、部品・製品に最も接近する手首部分用に、直径80mmの新規開発の小形アクチュエータを適用。

(2) 器用で素早い動作性能

ロボット各軸の動作速度を最大で54%アップ(同社類似機種比)し、繰り返し位置決め精度も±0.06mmと高精度。さらに、アーム関節機構の工夫により、動作領域は人以上となっている。


●主な用途
・製造業における組立作業(ネジ締め、部品組付け・挿入作業、部品搬送)
・物流プロセスにおける搬送作業(各種部材の工程間・工程内搬送、工程前配膳)

なお、販売価格はセット(ロボット本体、コントローラ、ロボット操作ボックス)で880万円(税込み)。